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数学bot (https://twitter.com/mathematics_bot) の解答を作ってみるブログ。 投稿されたオリジナル問題を中心に。各出題者ごとの問題採番はバルム氏のまとめ(http://balm.web.fc2.com/mathmatics.pdf)に準じています。
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半径rの定円(回転や平行移動を許さない固定されている円)の円周上に3点P、Q、Rをとるとき、ベクトル「PQ↑」とベクトル「PR↑」の内積の最小値を求めよ。(nh_y_2390様)


PQ↑を固定して点 R を動かすと、∠QPR が鈍角になるような範囲のうちで、
点 R での接線が線分 PQ と直交するときに最小値を取る。
この時、円の中心を O とすると、PQ//OR

同様に PR↑を固定して点 Q を動かすと、∠QPR が鈍角かつ PR//OQ のときに最小。

対称性から点 P は固定して考えて点 Q, R を両方動かすと、
∠QPR が鈍角かつ PQ//OR かつ PR//OQ のときに最小値となる。
これは OP を対角線とし ∠P = 2π/3 で一辺 r の菱型 OQPR ができたときである。

よって最小値は PQ↑・PR↑= r×r×cos(2π/3) = -r^2/2
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