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数学bot (https://twitter.com/mathematics_bot) の解答を作ってみるブログ。 投稿されたオリジナル問題を中心に。各出題者ごとの問題採番はバルム氏のまとめ(http://balm.web.fc2.com/mathmatics.pdf)に準じています。
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p,qはp>q>0を満たす実数とする。f(x)=pe^(qx),g(x)=qe^(px)と関数を定義し、f(x)-g(x)=0の解をrとする。このとき
1)p,q,rの関係式を求めよ。
2)1)を用いてe^πとπ^eの大小を比較せよ。(tutaehp様)


1)
pe^(qr) - qe^(pr) = 0
 ⇔ pe^(qr) = qe^(pr)
 ⇔ e^{(p-q)r} = p/q
 ⇔ (p-q)r = logp - logq
 ⇔ r = (logp - logq) / (p-q)

2)
平均値の定理より、
(logp - logq) / (p-q) = 1/c なる c が p>c>q に存在する。
ところでいま左辺は r に等しいので rc=1、よって pr>1>qr

p>q なので右側の不等号より qlogp-qlogq < p-q
e を底とする指数をとって
(p/q)^q < e^(p-q)
q^q > 0 なので整理すると p^q < (q/e)^q e^p

ここで π>3>e より、p=π, q=e のときにもこの議論は成り立ち、
このとき q/e は 1 であるから π^e < e^π
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